パリ15区、ある日のフランスの風景16

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日もパリ15区のブランシオン通りの写真ですが、この少々古びた写真は30年ほど前、1991年の風景です。当時、48番の路線バスはパリ北駅からパリ南部のポルト・ド・ヴァンヴまで、パリを南北に貫くように走っていました。現在は随分と路線が変わってしまい、48番のバスは北駅から東へと進み、パリ東部のポルト・ド・リラ方面に進んでいます。それにいたしましても、バスのドアが折れ戸の観音開きであることが時代を感じさせます。この写真では確認出来ませんが、このころは、まだ最後部分がオープンデッキになっているお洒落でレトロなバスも残っていました。。。ところで、本日、5月1日はフランスではスズランの日。今年は街中でスズランを売る可愛い子供たちの姿を目にすることはなさそうですが、きっと多くのお家でスズランの花が飾られていることでしょう。。。