4月 30, 2020

パリ15区、ある日のフランスの風景15

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の写真は16年前、2004年初秋に撮影したパリ15区のブランシオン通り、ジョルジュ・ブラッサンス公園の入口付近の風景です。この場所に馴染みのない人からすれば特筆すべき風景ではないと思います。しかし、この界隈の移り変わりをよく知る人たちからすれば、この風景が凱旋門よりもエッフェル塔よりもパリらしい風景だと感じることでしょう。。。私たちにはとても馴染み深いこの風景の写真を撮影した時には、恥ずかしながら、この風景が佐伯祐三さんによって大正時代に描かれていたとは全く存じ上げておりませんでした。今から90年以上前、療養の為にパリから一時帰国した画家の佐伯祐三さんが第13回二科展に出展した作品の中に、その絵画「リュ・ブランシオン」はあったそうです。絵画が描かれた当時は、右側に写る門の向こう側は公園ではありませんでした。現在のジョルジュ・ブラッサンス公園の名は、佐伯祐三さんが亡くなった後にパリで活躍し、この公園の近くに住んでいた南フランス・セート出身のシャンソン歌手、ジョルジュ・ブラッサンスさんを称えて付けられたそうです。ちなみに、この風景を絵画の中ではじめて目にしたのは、パリ在住の現在のサロン画家、赤木曠児郎さんによって描かれた素晴らしい作品で、これも写真を撮影した随分後になってからの偶然の出会いでした。この何気ない風景だけでも沢山の芸術家たちの話が出来る。それがパリの素晴らしいところですね。。。
明日から5月。引き続き、健康第一で過ごしてまいりましょう。。。

4月 28, 2020

パリ・サマリテーヌ百貨店、ある日のフランスの風景14

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の写真は今から30年近く前のパリの風景です。1991年、セーヌ川に架かるポンヌフの右岸側にそびえ立つ百貨店「サマリテーヌ」屋上にあった小さな展望台から見た景色です。左側にはノートルダム寺院、右側にはパンテオンの丘が見えます。そして、懐かしい「サマリテーヌ」のロゴが入った旗がパリの風に揺れています。この「サマリテーヌ」は消防法などの関係で15年ほど前に閉鎖され、一時は取り壊しの危機にも直面しましたが、20年前に新しく運営元になったルイヴィトンのグループによって再建が進められていました。そして、今年2020年の4月に待ちに待ったリニューアルオープンとなる予定でしたが、それは未だ実現していません。1991年当時、この百貨店の2階にあったモンブランで有名な「アンジェリーナ」運営の小さなサロン・ド・テでセーヌを見ながら休憩をとるのが楽しみだったことを思い出します。新型コロナウィルスの状況が落ち着き、「サマリテーヌ」が20年越しの感動の再スタートを果たした時、パリに再び活気が戻るはずですね。。。

4月 24, 2020

パリ・シラク大統領、ある日のフランスの風景13

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真はパリのシャンゼリゼ大通り。2003年の11月、第一次世界大戦休戦記念の日の様子です。この年はシャンゼリゼで大規模な式典が行われ、多くの人がシャンゼリゼに集いました。凱旋門近くには大きなスクリーンが設置され、式典の様子が映し出されています。スクリーンに映し出されている人物はとても懐かしいシラク大統領です。。。17年間、フランス大統領を務め、親日家でも知られたシラク大統領率いるフランス政府が、湾岸戦争の際に武力による制圧を強行するアメリカの方針に堂々と反対を表明した時にはとても感動したことを憶えています。。。

4月 23, 2020

パリ・ツールドフランス、ある日のフランスの風景12

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真は1999年のパリ、凱旋門の上から見た1999年自転車国際レース「ツール・ド・フランス」最終日のシャンゼリゼ大通りです。今は凱旋門のすぐ近くで目を引く現代的な外観が特徴的なドラッグストアの建物も当時は写真のように見事に景観にとけ込んでいて何処にあるのかわかりません。当時、とても便利な場所にあった観光局も今は移転してここにはありません。変わらない風景のようでも、結構な変化を遂げているシャンゼリゼ。本当は変わらずにいてほしい場所です。。。ちなみに、今年(2020年)の「ツール・ド・フランス」については初秋への日程変更が先日発表されました。

4月 22, 2020

パリ・エッフェル塔1999、ある日のフランスの風景11

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日も1999年の写真から。。。お馴染みトロカデロから見た21年前のエッフェル塔の風景です。167の数字は新世紀へ向かっての残り日数を意味し、毎日その日に向かってカウントダウンされる仕組みです。エッフェル塔はその時々で表情を変え、新世紀を迎えようとする1999年大晦日の夜の姿は圧巻でした。今はパリの一番高い場所から新型コロナウィルス感染拡大阻止のために働く人々へエールを送り続けていることでしょう。。。

4月 21, 2020

パリ・ノートルダム1999、ある日のフランスの風景10

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日もある日のパリ・ノートルダム寺院を載せてみました。今から21年前、1999年初夏のノートルダムです!銀塩写真プリントからのコピー画像の為、画像が古びた感じですが、何卒ご容赦くださいませ。。。ノートルダム外壁の美しい石壁もこの当時は長年の排気ガスなどで黒ずんでいて、それはそれで味わいがありました。いつの時代も、パリの象徴であることには変わりないですね!近くのBerthillonのいちごのジェラートも変わりなく美味しいですね。。。

4月 20, 2020

パリ・ノートルダム2019、ある日のフランスの風景9

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の風景写真は前回に引き続いて、お馴染みパリのノートルダム大聖堂ですが、これは昨年2019年の秋の様子です。火災被害から半年後の姿ということになります。周辺は立ち入り禁止になっていて、少し離れたセーヌの河原に座ってノートルダムの姿をじっと見ていた人たちの姿が印象的でした。。。新型コロナウィルスの状況が収束に向かい、いつの日かノートルダムも本来の姿を見せてくれるようになれば、美しいシテ島の桜の木の下で多くの人の笑顔が再び見られることでしょう!
 

4月 16, 2020

パリ・ノートルダム2011、ある日のフランスの風景8

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の風景写真は、お馴染みパリのノートルダム大聖堂。9年前の2011年に撮影した晩秋の風景です。フランス東部から運ばれてきたばかりの大きなクリスマスツリーが飾られました。大きな被害が出た2019年のノートルダムの火災から昨日で一年が経過しました。昨夜20時には、この一年の祈りや新型コロナウィルスに立ち向かう世界の医療従事者への感謝の意など、様々な思いを込めて、一年前にパリの消防隊の皆さんが決死の覚悟で守り抜いたノートルダムの鐘が打ち鳴らされたそうです。この9年前の写真のように多くの人々がノートルダムに集うことが出来る日が来るのが本当に楽しみです。。。
追記:日本のNHKBS1テレビが放送している「BS世界のドキュメンタリーで」、2020年4月20日(月)午後5:00~午後5:45(45分) の予定で「ノートルダム炎上 消防士たちの闘い」 (再放送)が放映されるそうです。※地域によって放送予定が異なるかもしれません。。。日本でNHKBS1の視聴が可能な方はご覧になられてはいかがでしょうか。。。ノートルダムの鐘を救ったパリの消防士さんたちの頑張りに拍手です!

4月 15, 2020

ボルドー、ある日のフランスの風景7

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真は、ボルドー旧市街の入口付近に位置するポルト・ドゥ・ラ・モネ通りにあるレストラン「LA TUPINA」前の2018年に訪れた際の様子です。お仕事でボルドーに数日滞在する必要があるときには一度は行かせていただくお店です。現地日本人駐在員の方に人気で日本のメディアにも取り上げられたことがありますが、特に地元ボルドーっ子に人気の地元食材を使ったオーブン料理を得意とする美味しいお店です。いつもお昼以上に夜のディナータイムが賑わっていました。。。本日現在、お店は新型コロナウィルスの影響で臨時休業期間中ですが、店にはシェフがたった一人通い詰めて、頑張って毎日デリバリー用の料理を作り、お店を維持されているとの情報です。。。

4月 11, 2020

ボルドー、ある日のフランスの風景6

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真は、前回に引き続いてボルドーのブルス広場前にある噴水「水鏡」の2018年の日常の風景です。普段はワンちゃんたちのこのような風景が頻繁に見られるボルドー市民憩いの広場です。フランスでは週明けにも現在の外出規制措置延長が発表される見込みですが、ワンちゃんたちも自由に外で水浴びが出来る日が来るよう、今はお互いに頑張って協力し合うことが大切な期間ですね。。。

4月 09, 2020

ボルドー、ある日のフランスの風景5

世界中が新型コロナウィルスの感染で大変な今の状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真は、多くのパリ市民も住んでみたい場所としてあげる人気の都市、ボルドーの2年前(2018年)のスタッフが見た何気ない風景です。トラムが行き交うブルス広場前に位置する「水鏡」は市民にもすっかり親しまれるようになった噴水です。新型コロナウィルス対策としてのフランスでの外出規制がより強化されましたが、数か月後にやってくる夏のバカンスシーズンには再びこのような光景がみられることを願います。この噴水のすぐ向こう側はガロンヌ川で、沢山あるボルドーの象徴的な風景のひとつです。

 

4月 08, 2020

リクビル、ある日のフランスの風景4

少しでも今の世の中の状況が良くなる日を心待ちにしながら、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。ひとまず今日で、アルザス地方リクビルの何気ない風景は終了です。最後はこの小さな村のメインストリートの風景です。なだらかな坂になっていて、石畳の道の両側には可愛いコロンバージュの建物が軒を連ねています。。。いつの日か、ゆっくりと滞在出来れば、、、と願っています。

4月 07, 2020

リクビル、ある日のフランスの風景3

少しでも今の世の中の状況が良くなる日を心待ちにしながら、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日は前回に引き続き、アルザス地方のリクビルの2018年初夏の何気ない風景です。ジブリ映画のハウル・・・のモデルになったということで近くのコルマールはよく知られていますが、ここの街並みも取り入れられているように思います。村の入口付近のこの場所などはとても絵になります。この周囲には有名なアルザスワインのためのブドウ畑が広がっていて、その眺めも美しいのひとことでした。。。
 

4月 03, 2020

リクビル、ある日のフランスの風景2

少しでも今の世の中の状況が良くなる日を心待ちにしながら、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも掲載されなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日も、フランス東部アルザス地方のリクビルの風景ですが、撮影時期は変わり、写真は2018年の初夏、アルザスにも美しい花々が咲きはじめる季節でした。リクビル周辺を移動中に発見した幸せを運んでくれる鳥として知られるアルザスのシンボル、コウノトリです。屋根のてっぺんに巣があるのがわかります。またいつの日か、ここのコウノトリに、挨拶しに出かけたいものです。。。

4月 02, 2020

リクビル、ある日のフランスの風景1

安心して過ごせる日々を心待ちにしながら、しばらくの間は私たちが過去に目にしつつも掲載されなかったフランスのとある日の何気ない風景を載せてみたいと思います。
今日は、フランス東部アルザス地方の愛すべき村のひとつ、リクビルです。この地をはじめて訪れることになったのは今から12年ほど前かと思いますが、写真の風景は2015年、クリスマスシーズンに入ろうかという時期です。毎年11月下旬になると、この地方はいつも以上に輝きだします。コロンバージュという木組みのお家が印象的で、パリや南仏とは全く異なる風景です。

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