昨秋の風景です。パリ、サンルイ島を通過して市庁舎方面へ向かう道中、ふと、通り沿いの建物のプレートが目に入りました。近付いて見ると、若き日のボードレールが1842年から翌年にかけて暮らした場所であるとの表示。あとで調べると代表作のひとつ「悪の華」の中に登場する多くの詩がここでつくられたようです。実際に「悪の華」が発行されたのは、ここに滞在してから何年も後の事ですので、そのことからも彼がここに住んでいた若い時期からすでに才能に満ち溢れた人物であったことが想像できます。ボードレールも毎日のようにこの同じ道を歩いていたことでしょう。。。 ※ 現在のコロナの状況が落ち着き安心して過ごせる日常に戻ることと皆様の健康を願いつつ、出来る限り不要な外出を避けたテレワークを心掛け、しばらくの間は、私たちが過去にお仕事の道中に撮影いたしましたフランスの風景を載せてまいります。過去の掲載写真と重複するかもしれませんが、どうかご容赦くださいませ。