2020/05/18

パリ・ベルシーヴィラージュ、ある日のフランスの風景26

フランスでは外出規制が緩和され、日本も徐々に自粛要請が解除されていますが、今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた他ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
写真に写るのは、2年ほど前の、パリ・ベルシーヴィラージュのすぐそばにあるアヴァロン地方の郷土料理を提供するレストラン「L'Auberge Aveyronnaise」の様子です。ここではアヴァロン名物の肉料理をはじめ、好きな人にはたまらない、たっぷりのアリゴも楽しみのひとつです。写真は、このお店の名物のひとつでもある前菜、フォアグラのポアレと栗のポタージュの一皿です。結構たっぷりのフォアグラがポアレで提供されるこの一皿が13.20ユーロ(2018年当時)ということで、内容からすると良心的なお値段です。これとパンだけで十分なのですが、さらにメインとなると結構おなかが一杯です。少食派は控えめなメイン料理を選ぶとよいでしょう。MENU(定食)もあります。MENUは昼が21ユーロ(2018年当時、前菜と主菜がまたは主菜とデザートの2品、フォラグラは要追加料金)からあり、夜は24.10ユーロ(同)からとなっています。安心して噛み応えのある赤身肉を食べたいという人やアリゴを堪能したいという人にはお勧めです。ただし、あっさりした食事をとりたい気分の時には別のお店をお勧めします。アリゴと前菜だけですでに満腹の美味しくて楽しい郷土料理のお店で、大きくて素朴な味の手作り感溢れるミルフィーユもこのお店の名物です。
Restaurant 「L'Auberge Aveyronnaise」 :  40 rue Gabriel-Lame 75012 Paris, tel-0143401224
通常時の開店時間:12時00分~14時30分と19時00分~22時30分(日曜日定休)
※新型コロナウィルス対策による営業規制の関係で2020年5月18日現在、営業形態や営業時間が大幅に異なっていますのでご注意ください。 


2020/05/16

ボルドー、ある日のフランスの風景25

フランスでは外出規制が緩和され、日本も徐々に自粛要請が解除されていますが、今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた他ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
パリ、モンパルナス駅からTGV・INOUIで2時間。とても近くなった美しい街ボルドーの2年前の風景です。アキテーヌ公国の時代の面影を残すこの街は、街中を便利に走るトラムやバスと同じ乗車券で利用可能なガロンヌ川のシャトルボートなど、移動も容易です。ある期間のみ、某箇所の噴水がワインの色?になるなど、毎回何か驚きを与えてくれる粋な街です。。。


2020/05/15

パリ11区、ある日のフランスの風景24

フランスでは外出規制が緩和され、日本も徐々に自粛要請が解除されていますが、今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた他ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
写真は、昨年2019年冬のパリ。パリ11区のショコラティエ「Chocolaterie Cyril Lignac」さんです。このお店以外にもCyril Lignacさんのお店は支店が増えています。 Cyril Lignacさんは、フランスのテレビ番組で大人気の料理人でパティシエで、彼が運営するこのお店の一番人気はパンに板チョコを挟んだだけのフランスの子供達には定番の家庭のおやつでもある「4時のおやつ」です。それと、ミルク味が優しいホットココア(ショコラショー)の組み合わせに人気が集中しています。他にもショーケースには美しいチョコケーキがならび、テイクアウトも人気です。お店の周囲には同じく Cyril Lignacさんによるパティスリーやビストロもあり、まさにCyril Lignacワールドと化した一角になっています。 - Chocolaterie Cyril Lignac - 25 Rue Chanzy, 75011 Paris、毎日8時~19時オープン(新型コロナウィルス対策の飲食店開店規制期間は日時要確認です)


2020/05/14

マルメゾン、ある日のフランスの風景23

フランスでは外出規制が緩和され、日本も徐々に自粛要請が解除されていますが、今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた他ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
写真は、今年1月のパリ郊外のマルメゾン。ナポレオン所縁の地です。メイン通りともいえるナポレオン・ボナパルト大通りにある「ラ・ブラッスリー・デュ・シャトー」は、サラダやハンバーガーなどの気軽な食事から、本格的な魚介料理やステーキなども頂ける、様々なシーンで使える便利なレストランです。写真は、その名も「ナポレオン・バーガー」19.90ユーロ(2020年1月の時点)です。これ一品だけでも十分にお腹が満たされます。マルメゾンのお城見学ついでの休憩にも良い立地です。新型コロナの対策で今はまだフランスでは飲食店内での飲食ができませんが、地元の常連さんたちは、再オープンを待ちわびていることでしょう。La Brasserie du Chateau - 193 Av.Napoleon Bonaparte 92500 Rueil Malmaison

 

2020/05/13

ラ・ヴィレット、ある日のフランスの風景22

フランスでは外出規制が緩和され、日本も徐々に再開する施設が増えていますが、今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた別ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
写真は、パリ北東部に位置するラ・ヴィレット。サイエンスや音楽などの各施設で知られていますが、この公園内の広大な緑地も大変に魅力的です。小さな子供さんが遊べるアスレチック施設のある森や、大きな鏡つきのベンチが規則的に置かれた鏡の森など、様々なコンセプトを持つ森が集まり大きな緑地公園を形成しています。お弁当を持ち込んでのピクニックや、サッカーボールを持ち込んでボール蹴りなど、自由な時間を緑に囲まれて安全に過ごすことが出来ます。地下鉄やトラム、バスなど、アクセスも良く、週末はパリ市民の憩いの場となっています。


2020/05/12

エクスアンプロヴァンス、ある日のフランスの風景21

フランスでは外出規制が大幅に緩和され、日本も徐々に再開する施設が増えていますが、まだ今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた別ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
今日は、南仏エクスアンプロヴァンスにある美味しく気軽なTanneurs通りにある「LE TUYAU」というタルティーヌ屋さんの一昨年2018年に撮影した風景です。当時、このブログで同じ写真を紹介させていただきましたが、今一度。。。2020年5月12日現在はまだコロナ対策による規制で飲食は再開されていませんが、また賑やかなお店の風景を目にする日が必ず来ることでしょう。通常は、日曜日を除く9時~18時までの営業ということで、軽食やランチ利用が便利です。お酒が大丈夫な方にはプロヴァンスワインなどでアペリティフタイムにも使える便利さです。注文してから作る出来立てタルティーヌは7ユーロから各種あり、ランチタイムには12ユーロ程度でデザートとドリンクをセットしたお得なメニューや日替わりタルティーヌも登場し、毎日テラス席は満席でした。仕事前の午前中にテイクアウトも出来て冷めても美味しいタルティーヌは、一年に何度かこの地を訪れる日仏フィグー社スタッフにも評判のお店ですが、お仕事終わりの夜間にオープンしていないのは残念です。
Restaurant 「LE TUYAU」 :  14, rue des Tanneurs 13100 Aix-en-Provence

 

2020/05/09

モンペリエ、ある日のフランスの風景20

フランスでは外出規制の大幅な緩和(5月11日から)が発表され、日本も徐々に再開する施設が増えていますが、まだ今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた別ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
今回は、昨年夏の南西フランス・モンペリエ、コメディー広場の風景です。食事に困ったときも、この広場に面したカフェでは10ユーロまででお仕事の合間の限られた時間内に気軽にランチができるクレープリーなどもあり安心です。もちろん、本格的なレストランも周辺に点在しています。この広場からはトラムで各方面へと向かうことが出来ますし、アルルやニームなどにも行くことが出来るSNCF鉄道駅も徒歩圏内です。観光目的の短期滞在の方なら、この広場に面したホテルの部屋が最高かもしれません。ただし、静かな環境がお好みの人には少々賑やかすぎるかもしれません。状況が落ち着けば、必再訪の場所です。。。

 

 

パリ・ノートルダム、ある日のフランスの風景19

フランスでは外出規制の大幅な緩和(5月11日から)が発表され、日本も徐々に再開する施設が増えていますが、まだ暫くの間は出来るだけ外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せて行きたいと思います。少し前に数年前のパリ・ノートルダム寺院の写真を載せましたが、更に古い写真が残っていました。1990年、今から約30年前、冬の朝のノートルダムです。リヴゴーシュとサンルイ島を繋ぐPont de la Tournelle(トゥルネル橋)近くから撮影した風景のはずです。朝の光の向こう側に浮かび上がるノートルダムが印象的でした。。。

2020/05/08

パンタン、ある日のフランスの風景18

フランスでは外出規制の大幅な緩和(5月11日から)が発表され、日本も徐々に再開する施設が増えていますが、まだ暫くの間は出来るだけ外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せて行きたいと思います。今日の写真はパリの北東に位置するパンタンの約2年前の様子です。女性警官が颯爽と馬に乗ってパトロールする姿とフランスの街並みがとても絵になります。。。ここ数年のデモにテロ、そしてコロナと、彼女たちにとっても大変な日々が続いているものと想像しています。メルシーボーク―!

2020/05/07

パリの空、ある日のフランスの風景17

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真は、エールフランス291便飛行中の窓から見たパリの空からの風景です。3年ほど前だったと記憶していますが、夕日に照らされた美しいセーヌ川やエッフェル塔の姿が強く印象に残っています。再び安心して日仏間を行き来することが出来る日がやってきてほしいものです。今日は、フランスのフィリップ首相が新型コロナ対応の規制を緩和する措置について新たな発表を行うそうですが、自慢の髭に随分と白いものが目立つようになったことからも、そのご苦労が伺えます。。。

2020/05/01

パリ15区、ある日のフランスの風景16

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日もパリ15区のブランシオン通りの写真ですが、この少々古びた写真は30年ほど前、1991年の風景です。当時、48番の路線バスはパリ北駅からパリ南部のポルト・ド・ヴァンヴまで、パリを南北に貫くように走っていました。現在は随分と路線が変わってしまい、48番のバスは北駅から東へと進み、パリ東部のポルト・ド・リラ方面に進んでいます。それにいたしましても、バスのドアが折れ戸の観音開きであることが時代を感じさせます。この写真では確認出来ませんが、このころは、まだ最後部分がオープンデッキになっているお洒落でレトロなバスも残っていました。。。ところで、本日、5月1日はフランスではスズランの日。今年は街中でスズランを売る可愛い子供たちの姿を目にすることはなさそうですが、きっと多くのお家でスズランの花が飾られていることでしょう。。。

2020/04/30

パリ15区、ある日のフランスの風景15

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の写真は16年前、2004年初秋に撮影したパリ15区のブランシオン通り、ジョルジュ・ブラッサンス公園の入口付近の風景です。この場所に馴染みのない人からすれば特筆すべき風景ではないと思います。しかし、この界隈の移り変わりをよく知る人たちからすれば、この風景が凱旋門よりもエッフェル塔よりもパリらしい風景だと感じることでしょう。。。私たちにはとても馴染み深いこの風景の写真を撮影した時には、恥ずかしながら、この風景が佐伯祐三さんによって大正時代に描かれていたとは全く存じ上げておりませんでした。今から90年以上前、療養の為にパリから一時帰国した画家の佐伯祐三さんが第13回二科展に出展した作品の中に、その絵画「リュ・ブランシオン」はあったそうです。絵画が描かれた当時は、右側に写る門の向こう側は公園ではありませんでした。現在のジョルジュ・ブラッサンス公園の名は、佐伯祐三さんが亡くなった後にパリで活躍し、この公園の近くに住んでいた南フランス・セート出身のシャンソン歌手、ジョルジュ・ブラッサンスさんを称えて付けられたそうです。ちなみに、この風景を絵画の中ではじめて目にしたのは、パリ在住の現在のサロン画家、赤木曠児郎さんによって描かれた素晴らしい作品で、これも写真を撮影した随分後になってからの偶然の出会いでした。この何気ない風景だけでも沢山の芸術家たちの話が出来る。それがパリの素晴らしいところですね。。。
明日から5月。引き続き、健康第一で過ごしてまいりましょう。。。

2020/04/28

パリ・サマリテーヌ百貨店、ある日のフランスの風景14

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日の写真は今から30年近く前のパリの風景です。1991年、セーヌ川に架かるポンヌフの右岸側にそびえ立つ百貨店「サマリテーヌ」屋上にあった小さな展望台から見た景色です。左側にはノートルダム寺院、右側にはパンテオンの丘が見えます。そして、懐かしい「サマリテーヌ」のロゴが入った旗がパリの風に揺れています。この「サマリテーヌ」は消防法などの関係で15年ほど前に閉鎖され、一時は取り壊しの危機にも直面しましたが、20年前に新しく運営元になったルイヴィトンのグループによって再建が進められていました。そして、今年2020年の4月に待ちに待ったリニューアルオープンとなる予定でしたが、それは未だ実現していません。1991年当時、この百貨店の2階にあったモンブランで有名な「アンジェリーナ」運営の小さなサロン・ド・テでセーヌを見ながら休憩をとるのが楽しみだったことを思い出します。新型コロナウィルスの状況が落ち着き、「サマリテーヌ」が20年越しの感動の再スタートを果たした時、パリに再び活気が戻るはずですね。。。

2020/04/24

パリ・シラク大統領、ある日のフランスの風景13

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真はパリのシャンゼリゼ大通り。2003年の11月、第一次世界大戦休戦記念の日の様子です。この年はシャンゼリゼで大規模な式典が行われ、多くの人がシャンゼリゼに集いました。凱旋門近くには大きなスクリーンが設置され、式典の様子が映し出されています。スクリーンに映し出されている人物はとても懐かしいシラク大統領です。。。17年間、フランス大統領を務め、親日家でも知られたシラク大統領率いるフランス政府が、湾岸戦争の際に武力による制圧を強行するアメリカの方針に堂々と反対を表明した時にはとても感動したことを憶えています。。。

2020/04/23

パリ・ツールドフランス、ある日のフランスの風景12

世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ外出を控え、しばらくの間は、私たちが過去に何気なく目にしつつも、その時に掲載できなかった「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。写真は1999年のパリ、凱旋門の上から見た1999年自転車国際レース「ツール・ド・フランス」最終日のシャンゼリゼ大通りです。今は凱旋門のすぐ近くで目を引く現代的な外観が特徴的なドラッグストアの建物も当時は写真のように見事に景観にとけ込んでいて何処にあるのかわかりません。当時、とても便利な場所にあった観光局も今は移転してここにはありません。変わらない風景のようでも、結構な変化を遂げているシャンゼリゼ。本当は変わらずにいてほしい場所です。。。ちなみに、今年(2020年)の「ツール・ド・フランス」については初秋への日程変更が先日発表されました。