ヴィルフランシュ・シュルメール、ある日のフランスの風景50

フランスでは外出規制が解除され、日本も全国で緊急事態宣言が解除されていますが、今のところは出来る限り外での業務を控えたリモートワークを心掛け、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた他ブログの記事を取り入れて、しばらくは載せて行きたいと思います。
写真は、南フランス・コートダジュールのニース(Nice)に隣接した港町、ヴィルフランシュ・シュルメール(Villefranche sur mer)の2015年の初夏の風景です。このヴィルフランシュ・シュルメールに、ジャン・コクトーが滞在し、ピカソやシャガールらも姿を見せた小さいながらも有名なホテルがあります。その名は、ウェルカム・ホテル(WELCOME)。このホテルの地上階(日本式1階)の港に面した部分が小さなカフェバー(le bar a vin de L'Hotel Welcome)となっていて、由緒のあるホテルでありながらも気軽にそして優雅にお茶を楽しむことが出来ます。ワインバーとの看板が出ているだけあってワイン好きには納得のお店ですが、ここではカフェ使いをご紹介です。「気軽に」という意味では、ここのカフェとしてのコストパフォーマンスの高さは特筆すべきものがあります。例えばダマンフレールの紅茶が一般のカフェ並みに非常にリーズナブルなのに加えて、ホットドリンクには必ず小菓子(内容は日によって異なる場合あり)の盛り合わせが追加費用無しで添えられます。小さなエスプレッソコーヒー一杯でもサービスは変わりません。アイスドリンクの場合は、ポテトッチップスなどのスナックが添えられ、アルコールの場合はオリーブなどを含むちょっとしたおつまみが添えられます。コクトーやピカソが見た港の風景を前にした開放的なホテルバーでこれだけ気軽に充実したお茶の時間を堪能できる場所はめずらしいのではないでしょうか。
le bar à vin de L'Hôtel Welcome - 3, Quai Amiral Courbet, 06230 Villefranche-sur-Mer
夏場は月~日の11h30から翌朝01H30。冬場は閉店のことも多くあります。開店の場合は夜23h30で閉まります。年度によって開店期間が異なるようですので注意が必要です。
※新型コロナ対策の関係でお店の営業時間や形態が変わっている場合があります。
※撮影時の画素数の関係で画像が粗くなっておりますことご容赦くださいませ。