2021/09/07

パリ、ジャン=ポール・ベルモンドのシャンゼリゼ

シャンゼリゼ大通りは観光やお買い物というよりもお仕事場への道中に急ぎ足でよく歩きます。シャンゼリゼ大通りを歩くといつも思い出すのは映画「勝手にしやがれ」の一場面。若き日のジャン=ポール・ベルモンドさんも映画の中でこの道を歩いていました。フランス映画界の宝、ジャン=ポール・ベルモンドさん他界のニュースを聞き、またあの名画を観てみたくなりました。。。

2021/09/04

パリ、もう9月

一年半もの間、COVID-19との戦いの日々で、2021年も9月に入りました。 フランス各地の街角で見かけるアルコール消毒用の備え付けの設備はすっかり当たり前の姿になりました。フランス、特にパリ市内ではこういった設備が2020年の春過ぎには登場していた記憶がなんとなくですがございますので、その後の感染者数増加は別として、随分と早い段階で国民の目に見える形での努力が行われたのだなーと、ちょっぴり見直しました。このところ、様々なリスク回避の作業に忙しくブログもご無沙汰になりがちなのですが、いよいよ様々な対策が整いつつあるフランスに於ける芸術の秋がやってくるということで、私たちも久しぶりに本業での忙しさが戻ってくるものと思っています。。。


2021/08/24

パリ5区、お茶は衛生パスとともに

一時暑い日も少しありましたが、全体的にはとても涼しく過ごし易くなっている今年の夏のパリ。 近くのカフェで息抜きという場合もメールで入手した衛生パスポートの提示が必要ですので、携帯は必需品で忘れることは出来ません。衛生パスポートの提示義務化に反対の声もありますが、ワクチンの義務化ということではなく、何よりも店員さんたちが安心して働ける環境を私たち利用者側の努力で作ることで安全な営業の権利が保たれるのであれば、お店への応援にもなると感じたりいたしております。写真はパソコンなどの仕事道具を持ち込んで「はしご茶」をさせていただいた5区モーベール駅前のカフェとその近くの中国茶のお店です。ご馳走様でした!


2021/08/21

パリ郊外の日常の風景

パリ市の外、北東方面の郊外の町パンタン。パリ市内と地下鉄やバス、自転車や徒歩で直接行き来出来ますので、パリ市内と同じ感覚で多くの人々が暮らしたり仕事に従事されています。パリ市内よりも大規模なマンションや団地が多く、スーパーマーケット「カジノ」も巨大で、自動車で屋上駐車場へと行くことが出来る幅広のスロープが看板代わりになっています。日本では今になってロックダウンも視野に入れてはどうかとの各自治体長さんたちの声もあるそうですが、フランスなどヨーロッパの多くの国はそういった考えは過去のものとなっているようです。これからは、お店の営業を規制することよりも、むしろお店には頑張っていただいて、利用する側がワクチン接種済みやPCR検査陰性を前提に利用し、お店側も利用者側もお互いに安心して営業が継続出来ることを目指しています。


2021/08/12

パリ、KENZOの出発点

「KENZO」ブランドの生みの親、高田賢三さん(1939-2020)生誕の地である兵庫県の姫路市に先頃オープンしたばかりの総合ホール「アクリエ姫路」の舞台緞帳デザインは彼が手掛けましたが、その完成を待たずにお亡くなりになられました。明々後日の8月15日まで、その「アクリエ姫路」の一室で行われている高田賢三展「夢」。今はサッカーの話題で盛り上がるここパリにも、彼の気配を感じることが出来る所縁の地が数多くあります。お仕事の道すがらよく通るこのパッサージュ「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」もその重要な場所のひとつです。賢三さんが大好きであったいうパリ・アンデパンダン展で名をはせた画家アンリ・ルソーのジャングルを描いた傑作「夢」をモチーフに、賢三さん自らが手掛けたジャングル風内装のお店「ジャングルジャップ」は、まさにパリでの「夢」の出発点であり、その夢の場所がこの「ギャルリー・ヴィヴィエンヌ」の中にあったのです。のちに、アメリカでのショーの際にジャップ(JAP)という名称が現地で問題視され、急遽「KENZO」というブランド名にされたというのが、「KENZO」ブランドの始まりだとか。。。


2021/08/05

パリ、コンセルヴァトワール前のピアノ

今年のパリの8月に入っても気温が低く、最高気温が20度を下回る日も。。。写真は、パリ国立音楽高等学院(コンセルヴァトワール)前の様子です。学院前の通りを歩いていると、植え込みに何かが置かれています。よーく見ると緑に覆われたピアノのオブジェでした。見事にこの場所に溶け込んでいました。。。


2021/07/31

パリのカナル、夏の風物詩

パリ19区の東の端、ラ・ヴィレット地区を貫くカナル運河でよく見られる夏の風物詩です。レンタルボートを借りて、家族連れや気のあう仲間でカナル上のピクニックです。今日のボートのうえにいるのはマリオブラザーズの面々でしょうか。。。7月も31日となり、2021年は早くも8月に突入です。フランスも日本も新型コロナ感染者数がいまだに増えていますので、引き続きテレワーク中心で過ごしてまいります。。。


2021/07/25

パリ14区、教会のある風景

パリ14区、前回ご紹介させていただいたGénéral Leclerc通りの82番地にありますSt.Pierre de montrouge の教会はこんな姿です。お仕事が多い地域ですのでよく前を通ります。しかしながら中に入ったことはありません。1863年に建てられた教会はパリの街並みに溶け込んでいます。。。


2021/07/24

パリ、以前はオルレアン通りでした

日本では猛暑の中、東京オリンピックが開幕しましたね。写真はパリ14区、お仕事先への通り道の風景です。モンパルナス駅から南東方面にまっすぐ延びるメーヌ通りを行くと地下鉄アレジア駅のあるロータリーにたどり着きます。そこから分かれる道に静かな佇まいのSt.Pierre de montrouge教会に沿ってGénéral Leclerc通りがあります。ですが、よく見るとOrleans(オルレアン)通りの古いプレートがそのまま残っています。以前は、オルレアン通りだったのですね。すぐ近くがポルト・ド・オルレアンですので、そちらのほうがわかりやすかったようにも思います。。。


2021/07/23

パリのコンビニです

"8 a HUIT"は、パリのコンビニチェーンとしてはベテランさんです。コンビニといっても果物や野菜が店頭にならびミニスーパーといった感じですし、基本は朝8時から夜8時までというコンセプトですので、この夏場は暗くなるころにはとっくに閉まっています。今は大手スーパーのカルフールが運営されているとか。ちょっとお水が欲しいが近くに適当なお店がないという時によく利用させていただいています。なんだかんだいろいろあるなかで開幕の東京オリンピックですが、選ばれた選手の皆様には心からのエールをお送りします。。。


2021/07/22

パリ、デカルト通りの元住人たち

パリ5区のデカルト通りのとあるアパルトマンの外壁に取り付けられたプレート。ヴェルレーヌにヘミングウェイ、そして日本の辻邦生。彼らが今の時代を生きていたなら、いったいこの状況をどのように表現していたことでしょう。。。


2021/07/15

パンタン、昔の家具工場

パリのお隣り、パンタン市の関係施設です。昔は家具を作る工場だった建物を再利用されているとのこと。雰囲気のある建物で、日中は小さな中庭の日陰のベンチでちょっと休憩させていただくこともございます。以前はパリで使われた多くの家具もここで作られていたのでしょう。。。 


2021/07/14

フランスではワクチン接種者数の増加加速。。。

今日はフランス革命記念日。テレビでは12日のマクロン大統領の発表をきっかけにフランス国内の新型コロナ予防ワクチンの接種予約が沢山入っているとのニュースが流れています。フランスでは、ワクチン接種済みの国民やPCR検査陰性の人は様々な自由が得られ、飲食店もバーも気軽に利用することが出来るようになります。ただし、PCR検査はまめに受けないと陰性証明には期限があるので注意が必要です。発表された政策だと、お店を閉めなくてもよく、尚且つワクチン接種希望者やPCR検査希望者が増えるということですので、皆にとって良いことが多く、その他の弱い立場の人々が少数になればなるほど、その方々へのフォローも容易になるということかと思います。飲食店への規制を最優先とする日本の政府の考え方とは違うようです。フランスに於ける新型コロナの感染者数は再増加傾向にありますが、今回の対策発表により、パリ郊外のダンスアカデミー前のウルク・カナルでくつろぐ人たちの姿からは安堵の様子がうかがえます。。。


2021/07/07

パリ郊外のクラマーの森で。

パリの南側にあるクラマーの町。一戸建てや公園が多い郊外の町です。地元の美術協会の皆さんによる野外での展示会が行われました。背景の木々や青空が額の代わりとなって自由で楽しい展示が溢れます。様々な形式の自由で日常に溶け込んだ展覧会が実に多いフランスです。。。


2021/07/02

パリ郊外、7月の黒猫

2021年も7月。フランスはヴァカンスシーズンに入ろうとしていますが、ストライキも盛んなようです。また、近しい方が働いていらっしゃる大きな工場が閉鎖するかもしれないとか、各地でコロナの影響はまだまだ続きそうです。今日は、私たちが普段からお仕事や打ち合わせなどで頻繁にウロウロいたしておりますパリ北東方面の郊外に位置するパンタンです。国立のパリ・ダンスセンターがあるカナル沿いのクリニックのウィンドウからいつも通りの人々を眺めている黒猫のタンゴくん(こちらで勝手に命名)に今日も睨まれました。彼に睨まれたのですから、きっと踊るように良いことがある日になるに違いありません。。。