パリ7区、ブルボン宮の見える風景

パリ、シャンゼリゼ大通りのコンコルド広場に立って、そこからセーヌ川の向う側に見える立派な建物がブルボン宮(Palais Bourbon)ですが、川を渡ってブルボン宮の裏側にまわってみると、そこはシャンゼリゼ大通り界隈の雰囲気とはまた異なるパリ7区の空気感です。写真はお仕事の途中に徒歩で通ったブルゴーニュ通り側から見たブルボン宮です。コロナ前はお洒落で落ち着いた感じのこの界隈のレストランは常に賑わっているといった印象です。今は休業、またはデリバリーのみの営業を余儀なくされて、皆さん本当に苦労されていることと思います。普段はお仕事のついでがなければ歩かないところではございますが、飲食店が無事に営業再開出来るようになれば、是非訪れたい界隈です。日本では、安心して美味しくお料理をいただくために飲食店内では喋らないように協力を呼び掛ける「黙食」ポスターの掲示を、あるお店の店長さんが思いついてSNSで発信し、それが少しずつ広まり始めているそうです。黙って食べても美味しいものは美味しいですものね! 日本のお偉い方は、マスクをしたり外したりしながら飲食と会話を交互にするような非現実的な呼びかけをしたかと思えば、そのご本人が大人数でマスクもせずに会食を繰り返すなど、おかしな事ばかりでした。それに加えて、彼らは、なぜか、飲食店内では黙るという基本的な予防方法を国民に呼び掛けることなく、ご自身たちの日頃の会食習慣からか、「外食=会食」だという発想で、今はお店への規制や罰則を作ることばかりに邁進されています。そういったお偉い方達とはとても遠いところで懸命に日々耐えて頑張っていらっしゃるお店の方から発信された「黙食」ポスターが、スタンダードになればと願っています。。。フランスではとても難しいことだと思いますが、食事中は黙って食べるという習慣が昔はあった日本ならきっと皆で協力し合え、飲食店の皆さんを応援できるはずですね。。