日仏フィグー社とその関係スタッフたちが協力して、フランスや日本での日々の中で、お仕事の合間や休憩時に目にしたちょっとした風景を載せています。私達と同じように、海の向こう側のフランスを目指して頑張っていらっしゃる皆様へ向けて、フランスがより身近に感じられるような日常を綴ってみたいと思います。
2020/03/11
パン屋さんPAUL1号店のいま
お仕事でよく前を通り、時々パンを購入させていただいているリールの小さなパン屋さんに関して新しい発見がありました。。。。有名なパン屋さん「PAUL」のことです。日本にもあるフランスの有名パン屋さん「PAUL」は1953年にフランスのリールに第一号店が出来、今では多くの国で「PAUL」のパンを味わうことが出来ます。「PAUL」のホームページによりますと、1889年に創業者であるマイヨさんがリール郊外でパン屋さんをはじめましたが、その時はまだ「PAUL」という店名ではなかったそうです。1953年にリールにある「PAUL」というパン屋さんをマイヨさんが買い取り、その店名をそのまま残して新しいパン屋さんをオープンしたことが、今の「PAUL」の始まりだそうです。その1953年開店の第一号店であろうと思われるお店です。エントランスの位置などが変わっていますが、当時の面影が随所に見られ、建物の2階部分の外壁タイルなどは当時のままです。リール中心部のグランプラスの店舗が一号店だという情報が巷に溢れ、今までそうだと信じていたのですが、いつもパンを買わせていただいている、静かにたたずむこの写真の店舗こそが本当の記念すべき第一号店に間違いなさそうだとわかり、感動です。今のところ、他には日本語でこの情報はなさそうですのでちょっとしたスクープかもしれません。。。リール・ストラスブール広場にある、この地から「PAUL」が始まり、今もこの小さなお店は地元の人に愛されているようです。ここが一号店であることがあまり広報されていないのは、地元の人に愛される現在のスタイルを保つためなのかもしれません。。。今日も美味しいパンをランチ用に買ってみようと思います。