ご招待を受けて訪問させていただいたモンペリエのファーブル美術館。階段に沿った壁に何気なく掛けられた絵画。パリのルーブルに通い、モナリザ盗難の第一発見者となった画家ルイ・ベローの作品です。ルーブルのサロン・カレを描いた1883年の作品ですが、歴史を更にさかのぼれば、ここでパリのサロン展が行われていたはずです。現在も、それをきっかけに誕生したサロン・ドートンヌ展、パリ・アンデパンダン展、ル・サロン展は続いていますが、この絵が描かれた時代はまさにそういった様々なサロンが誕生した時代。パリから芸術界の大きな変化の波が起こるまさにその時代であったに違いありません。素晴らしい美術館ですので、何とか時間を作って再訪したいものです。
日仏フィグー社とその関係スタッフたちが協力して、フランスや日本での日々の中で、お仕事の合間や休憩時に目にしたちょっとした風景を載せています。私達と同じように、海の向こう側のフランスを目指して頑張っていらっしゃる皆様へ向けて、フランスがより身近に感じられるような日常を綴ってみたいと思います。
2019/11/04
2019/11/03
モンペリエの紅葉
モンペリエ、現代的な建築が目立つアンチゴーヌ地区を歩くと街路樹の美しい紅葉を目にしました。秋の深まりを感じさせる風景に地元の皆様も足を止めていました。パリの中心では犬を連れての散歩姿を見ることが少なくなった今日この頃ですが、ここでは多くの人々が犬を連れて散歩をされていました。モンペリエの週末の日常の風景です。
2019/11/02
モンペリエ、コメディー広場での祝日
いきなりですが、南フランス・ラングドックの要所、モンペリエです。次週のお仕事の準備業務の関係などで移動してまいりました。昨日は祝日でしたので、比較的静かなコメディー広場でしたが、午後からは次第に賑やかになり、写真のような光景も。。。なんだか陽気で活気のある場所ですね。この広場での軽い昼食はテラス席でクレープに決まりです。
2019/11/01
パリ、ノートルダムに臨む
パリのノートルダム寺院を臨む場所で心配そうにしていたのは、以前は塔の上を居場所としていたかもしれない鳩さんでした。火災前の姿を心待ちにしているのは私たち人間も彼らも同じようです。沖縄の首里城が大変な火災の被害を受け本当に悲しく思いますが、パリのノートルダム寺院とともに力強く再建してほしいと願います。
2019/10/31
2019/10/30
パリ、秋晴れのモーベール広場
パリ5区、サンジャルマン大通りに隣接したモーベール広場の風景です。地下鉄から出て来た観光客らしき人たちは半袖姿ですが、さすがに少々冷えるのではと心配してしまいます。左側に見えるカフェのショコラ(ホットココア)が濃厚で美味しいのですが、今日はお仕事のため、先を急ぎます。またの機会に、このブログでも紹介できればと思います。秋晴れのパリでした。
2019/10/29
パリ、ショーメ本店はヴァンドーム
パリ、ヴァンドーム広場です。昨日あたりから急に冬の気配がしてまいりました。宝飾品で有名なショーメ本店は随分長い期間改装工事中のように思いますが、美しい外観を目にする日はいつなのでしょう。そういえば、ダビッドが描いた「ナポレオンの戴冠式」でお馴染みの王冠はこのショーメが手掛けたという記憶があります。何気なく通り過ぎる風景の中の所々に今に繋がる歴史があると実感し、この広場を通る時だけはいつもの猫背がピンと伸びる気がいたします。
2019/10/28
パリ郊外、運河沿いの小さな劇場
パリ郊外、パンタンのカナル沿いも秋色に染まっています。このカナル沿いに趣のある小さな劇場「テアトル・デュ・フィユ・ドゥ・ロー」があります。一見すると廃墟にも見える外観ですが、きちんと定期的に舞台やイベントが行われ、劇場に隣接した野外のバーは地元の若者たちで週末ごとに賑わい、とても良い雰囲気です。頻繁に通る場所で、とても好きな界隈ですが、この辺りに詳しくない人は特に夜間の一人歩きには要注意です。
2019/10/27
パリ、モンマルトルも秋の色
パリ、モンマルトルの丘にあるブドウ畑。すぐ前には有名なシャンソニエ、ラパンアジルがあります。つい最近、収穫祭も行われ、ブドウの木の葉も赤みを帯びてきました。ここの畑で収穫されたブドウがワインになるのは一年後になるようです。希少なことが理由で随分高価ですので、口にすることは無いと思いますが、パリ産の名物のひとつと言えそうです。週明けからは、パリに初冬の寒さが到来するようです。
2019/10/26
パリ、秋のチュイルリー公園
パリ、チュイルリー公園です。この季節、日々、葉の色が変わり、季節の移り変わりを感じさせてくれます。日本では各地で自然災害が相次いでいますが、少しでも早く、このチュイルリー公園の風景のように平穏な日常に戻りますことを願っています。
2019/10/25
パリ、ムートンドゥベルネへ繰り出す
パリ4区、地下鉄ムートンドゥベェルネ駅の地上に上がるエスカレーターからの風景です。パリも秋本番。緑、黄緑、黄、茶、赤と、様々な木の葉の芸術的なコントラストが、美しいパリの街並みを更に美しく彩ってくれています。このエスカレーターの先に、そういった光景が現れると思うと、ダメだと知りつつも思わずエスカレーターを駆け上りたくなってしまう今日この頃です。
2019/10/24
パリ、ハロウィンのディスプレイ
パリ9区界隈を歩いていると、パリ市内に数件ある老舗のチョコレート屋さん「A La Mère De Famille」のショーウィンドウが目に入りました。1761年創業とはすごいですね。。。ハロウィンがもうすぐだと感じさせる楽しいディスプレイです。そういえば、この前の日曜日に仮装してバスで移動する子供達を見かけました。大人たちが一生懸命に準備を重ね、子供達が楽しむハロウィンが今の主流のようですね。
2019/10/20
パリでピクニック
ここもパリ、、、。そんな風景ですが、実はパリにはこういったスポットが実に多くあります。ちなみに、ここはパリ19区のラヴィレット公園内の芝生広場です。お仕事場へ向かう道中、常日頃から地元の人たちが手作りサンドイッチなどを持ち寄ってのピクニック姿をよく目にします。よりパリの中心に近いところでもこういった風景は結構見られ、羨ましい限りです。フランスパンとハムとチーズ、それにワインがあれば、それが立派なお弁当です。
2019/10/19
パリ、FIACの草間さん野外展示
只今、パリの「FIAC2019」を主としたパリ現代アート週間です。会場のグランパレの前は屋台村のようでサンドイッチなどが販売され、何だか大衆的な雰囲気です。業界向けの美術見本市といった雰囲気だった昔と比べると、今はなんだかお祭りのようで賑やかです。ところで、野外展示の一環として期待されていたヴァンドーム広場の草間彌生さんの巨大なパンプキン作品は強風など天候不順を理由に肝心の週末を待たずに撤去されることに。。。フランスらしい告知なき撤去に、展示作品の無い広場に立ち呆然とするアートファンの姿も見られました。フランスではごく普通の出来事ですので、皆さんの反応も呆れるしかないといった感じでした。パリは芸術の秋本番です。
2019/10/18
パリ5区、カフェからのパリの街並み
パリ5区。カフェから見たパリの街並みです。修復に向けていろいろありながらも頑張っている姿に勇気付けられるノートルダム寺院やフランスの頭脳を支えてきた偉大な努力家たちが眠るパンテオン寺院、パリ市民の憩いの場であるリュクサンブール、将来を夢見る若き学生たちで賑わうパリ大学など、生粋のパリ市民が愛する場所が集結するこの界隈で飲む一杯のコーヒーは格別です。
登録:
投稿 (Atom)