デカルト通りにヘミングウェイが初めてパリで執筆活動を行った際に書斎として使っていた部屋があるアパルトマンがあります。今、その部屋には日本にいる日仏フィグー社のスタッフがいつもお世話になっているフランス人女性が住んでいらっしゃいます。今でもエレベータはなく、最上階まで木製の螺旋階段が続きます。この螺旋階段は、ヘミングウェイの「移動祝祭日」にも登場します。各段の表面は長年の間に多くの人々の上り下りによって変形していますが、その人々の中のひとりがヘミングウェイであり私でもあると考えると不思議な感じです。。。