フランスには各地に個性的な観光局があります。リール市の観光局は古くからの建物がそのまま活用されていますが、石の螺旋階段を上がると2階にはこのような光景が見られます。晴れた日にはステンドガラスを通した美しい色に満たされた室内を見ることが出来ます。地上階(日本式1階)にはインフォメーションカウンターがあり、リールを中心としたフランス北部の最新の観光情報を得ることが出来ます。。。
日仏フィグー社とその関係スタッフたちが協力して、フランスや日本での日々の中で、お仕事の合間や休憩時に目にしたちょっとした風景を載せています。私達と同じように、海の向こう側のフランスを目指して頑張っていらっしゃる皆様へ向けて、フランスがより身近に感じられるような日常を綴ってみたいと思います。
2022/06/25
2022/06/21
研究者たちの家、リールの風景
北フランス、リールのJean Bart通りを歩いてると突然現れる現代的な建築物。壁には「知れば知るほど好きになる」との日本語など様々な言語の言葉が並びます。 ここは「Maison Internationale des Chercheurs」です。直訳すると研究者たちの家ということになりますが、実際にその名の通り大学関係者を中心とした国内外の研究者やその関係者のための宿泊施設となっているようです。研究者と言えば、リールはパスツールが学部長を務めた学校があることでも知られています。先日までの熱波も過ぎ去り、過ごしやすい気候になってまいりました。。。
2022/06/18
フランス、厳しい熱波のピーク
2022年はまだ6月ですがフランス各地で大変な高温になっています。今日18日の土曜日がそのピークとなるようで、日曜日からはなんとか気温が下がってくれるとの予報です。ちなみに18日のパリは38度まで気温上昇が予想され、ここリールでも午後から夕方にかけて34度とのこと。青空に映えるリールの大聖堂の内部ではジャンヌ・ダルクが描かれたステンドグラスが聖堂内に沢山の光を与えていることでしょう。それにいたしましても、この暑さの中で安心して休める部屋があるだけでも本当に有難いと思う今日このごろでございます。。。
2022/06/14
2022/06/07
北仏リール、江戸時代初期の建造物
さすがに北フランスも6月に入ると午後の気温が20度以上の陽気になってまいります。写真はリールのフランドル駅からもそれほど遠くない仕事場からの徒歩コースでいつも目にする立派な門。近寄って見ると1621年に作られた建造物であるというプレートを発見。今から400年前の皆さんが見ていたのと同じ壁を見て門をくぐっているというのはとても感動的です。日本では江戸時代初期。島原の乱で知られる天草四郎が熊本の地で誕生した年ではないかということです。それぞれの国で育まれてきた歴史や文化によってもたらされた素晴らしい建造物を守り伝えて行くには平和であることや他国の文化を尊重する心が何よりも大切ですね。どうか、これ以上、美しい街と文化と生命への破壊行為が続きませんように。。。