パリのリヴゴーシュに位置する5区。賑やかなモンジュ通りと個人商店が並ぶムフタール通りを繋ぐいくつかの通りはいずれも良い雰囲気の路地ですが、ロラン(Rollin)通りは周辺の賑やかさとは別世界で、商店もなく雰囲気の良い小道です。1600年代前半に多くのものを世に残したフランス生まれの哲学者として有名なデカルトがいたことを示すプレートも目にするとかが出来ます。彼が一時期暮らしていたアパルトマンが今も普通に利用されていることも、ごく当たり前。それがパリであり、ヨーロッパの素晴らしいところですね。デカルトが描かれていた旧フラン紙幣がとても懐かしい今日この頃です。ちなみに、通りのつきあたりに見える青いテントの建物の上にはパリにたどり着いたヘミングウェイが暮らした部屋もあります。。。寒い日が続きますが、早く暖かい春がやってきますように!
日仏フィグー社とその関係スタッフたちが協力して、フランスや日本での日々の中で、お仕事の合間や休憩時に目にしたちょっとした風景を載せています。私達と同じように、海の向こう側のフランスを目指して頑張っていらっしゃる皆様へ向けて、フランスがより身近に感じられるような日常を綴ってみたいと思います。
2021年1月7日木曜日
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