セザンヌの日常、ある日のフランスの風景98

まだまだコロナの状況は改善とは言えません。出来る限り外での業務を控えたリモートワークを心掛けてまいります。そろそろ、今のフランスの風景もお届けしたいと思っておりますが、ひとまず今日も世界各国の新型コロナウィルスによる状況や自然災害の状況が少しでも良くなることを願いつつ、過去の「ある日のフランスの風景」を載せてみたいと思います。今日も引き続き、南仏エクスアンプロヴァンス近辺の風景で、先日も登場しました昨年2019年のある日の「セザンヌのアトリエ」の風景です。と、いいましても、この写真は実はアトリエの建物の裏側を写したものです。建物の裏側は庭になっていて、開館時間内であれば自由に散策が出来ますが、土地の傾斜によって裏側の庭からはちょうど建物外側の2階の窓が見える位置になっています。すると、、、この日は、数メートルにわたる縦に長い開き戸が、その口を開けていました、、、。この開き戸は、セザンヌが晩年このアトリエでの制作に力を注いだ大水浴図の作品搬出口として作られたそうです。当時はここに裏庭との間を繋ぐ梯子がかけられていたそうです。巨大な作品が屋内と屋外を行き来する様子が目に浮かびます。。。セザンヌの日常を身近に感じることが出来る場所のひとつと言えるでしょう。