フランスでは外出規制が解除され、日本も全国で緊急事態宣言が解除されましたが、今のところは出来る限り外出を控え、世界各国の新型コロナウィルスによる状況が少しでも良くなることを願いつつ、しばらくの間は、私たちが目にした過去の「ある日のフランスの風景」を、以前開設させていただいていた他ブログの記事も取り入れながら載せて行きたいと思います。
写真は、コートダジュールの美しい小さな街のひとつであるサン・ポール(ST-PAUL)の2013年の風景です。多くの芸術家が愛したこの街でランチとなれば、ラ・コロンブ・ドール(LA COLOMBE D'OR)やル・サン・ポール(LE ST-PAUL)などの有名店が思い浮かびますが、どうしても少々敷居が高いのが気になるという人におすすめのお店です。街の入口にあるペタンク広場に面して立ち、気兼ねなく気軽にランチを楽しめるカフェレストラン、その名は「カフェ・ド・ラ・プラス(CAFE DE LA PLACE)」。おすすめといっても料理が特別に洗練されているということでもなく、出されるのは写真のステーキ(Steak-frites,12,50€:2013年当時です)のような、ごくごく一般的な田舎のカフェのランチメニューです。ここをおすすめする理由は何といっても、そののんびりとした雰囲気です。目の前で地元の人達がペタンクを行い、食事中のお客さんが時にはそのプレイにちょっかいを出して冷やかしたりしています。かつてこの地を心から愛したイブ・モンタンがオーナであった時からこういった光景が続いていたに違いありません。南フランスの庶民が集うフランス映画の中の懐かしい風景のなかに溶け込んで気軽にランチを楽しむ、そんな普段使いのカフェといえるでしょう。ちなみに、2015年公開の木村拓哉さん主演の邦画「HERO」のラストシーンで映し出されていたレストランは確かここだったと思います。。。Le Café de la Place (通常は無休で7h - 20h) - Place De Gaulle 06570 Saint-Paul de Vence
※新型コロナ対策の関係でお店での飲食は2020年6月以降になる見込みです。
※撮影時の画素数の関係で画像が粗くなっておりますことご容赦くださいませ。
日仏フィグー社とその関係スタッフたちが協力して、フランスや日本での日々の中で、お仕事の合間や休憩時に目にしたちょっとした風景を載せています。私達と同じように、海の向こう側のフランスを目指して頑張っていらっしゃる皆様へ向けて、フランスがより身近に感じられるような日常を綴ってみたいと思います。
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